Wi-Fi=無線LANは使われ始めたのが2000年くらいですので、使われるようになってから約20年が経過しています。
当初はパソコンに無線LANのアダプターなどをPCMCIAインタフェースとかに挿したうえで、パソコンで無線LANを用いるというのが殆どでした。
使う場所は家にインターネット回線を引いて、そこにWi-FiのアクセスポイントをつけてパソコンとWi-Fi通信してパソコンが家の様々な場所で使えるようにする、会社で同じように様々な場所で使えるようにする、さらに公衆無線LANとして使うということから始まりました。つまり殆どはノートパソコンでの利用でした。
今や、パソコンもさることながら、スマートフォン、タブレット端末など様々なところでWi-Fiを使ってインターネット接続が出来ますし、さらにインターネット接続でなくても機器連携のための通信手段としてWi-Fiが使われることが多くなっています。
ここでは、Wi-Fiはどこで使えるの？使うの？そして、そもそもWi-Fiを使うとどういうメリットがあるのか？を出来るだけ分かりやすく説明いたします。
Wi-Fiを使う場所１）家の中
まず、普段の生活において、Wi-Fiを使う場所として始めに思い浮かぶのが、家の中だと思います。Wi-Fiを使っている家は、かなりの割合になると思います。
家、つまり自宅でWi-Fiを使ってインターネット接続を行うためには、Wi-Fiの機器を買うだけでは出来ません。基本的に、まずはNTTのフレッツ光で代表されるブロードバンド回線に契約する必要があります。契約申し込みをすると、まだブロードバンド回線が家の中に来ていない場合は、通信事業者が回線を外から家に引き込むといった工事作業を行います。
光回線ケーブルに、ブロードバンドモデムという通信事業者が設置する機器をつなぎ、さらにその機器からLANケーブルを介して、Wi-Fiルーターをつなぐことによって、家の中でWi-Fiを介してパソコン、タブレット端末、スマホなどがインターネット接続をすることが出来ます。
家の中でのブロードバンド回線の契約でのインターネット接続は今やほとんど使い放題での定額制であり、Wi-Fiの通信自体には通信料金はかかりません。従って、家の中でWi-Fiが使えるようになっている場合は、パソコン、タブレット端末に加えてスマホもWi-Fi接続にすることにより、携帯電話回線でのパケット量の消費は全く不要ですし、携帯電話の回線を使うよりもデータ通信速度が速い場合が多いです。
（今後5Gが普及すれば、携帯電話の回線も早くなりますが。。）
さらに家の中でWi-Fi回線が使えることにより、パソコン、タブレット端末、スマホ以外の様々な家電製品がWi-Fiでインターネットに接続したり、インターネットに接続しなくても家の中の様々な機器同士の通信に使うことが出来ます。
一例ですが、スマホに必要なアプリをインストールがされていて、かつエアコンがWi-Fi通信する機能も持っている場合は、スマホのアプリを用いて、エアコンをON/OFFしたり温度や風量を調整することなどが可能となります。
Wi-Fiを使う場所２）外で公衆無線LANを使える場所
最近は、外で公衆無線LANを使える場所が増えてきました。それも無料で使える場所が増えています。それは外国人観光客にとっても便利だからです。２０００年代にもある程度公衆無線LANはありましたが、最近になりやっと公衆無線LANの使える場所がかなり増えてきました。
特に増えてきたなと感じるのはコンビニの中。大手コンビニは殆ど公衆無線LANが設置されており、それも登録することにより無料で使うことが出来ます。
また最近増えてきたなと感じるのが、電車の中とかバスの中です。
過去は、電車やバスで移動中に無線LANを使うなどはありえなくて、携帯電話回線を使うしかなかったのですが、最近は電車・バスにおいて外とは携帯電話回線を使ってデータをやり取りし、さらに車内にWi-Fiアクセスポイントを設置することによってスマホや、パソコンがWi-FIを接続できるようになっています。
電車やバスの中のWi-Fi接続もほとんどの場合無料です。さらにはホテルとかデパートとかショッピングセンターなど様々な場所で無料Wi-Fiのサービスが広まっています。
出来る限りこういった無料の公衆無線LANを用いてパソコン、タブレット端末に加えてスマホも接続することによって、家の中同様に、スマホの携帯電話回線でのパケット量の消費を行わなくて済むようになります。
Wi-Fiを使う場所３） モバイル（Wi-FI)ルータを持っていればどこでも！
もしモバイルWi-FI ルータを持っていれば＝モバイルWi-Fiのサービスにも加入していて、モバイルWi-Fiルータがインターネットと携帯電話回線又はWiMAX回線を介して接続出来ていれば、どこでもモバイルWi-FiルータとWi-Fiで繋がるパソコン、タブレット端末、スマホがインターネット接続をすることが出来ます。
当然モバイルWi-Fiルータの通信費用が毎月かかりますが、外でどこでもパソコンでインターネット接続をする場合は、モバイルWi-Fiルータを持っているほうが便利でしょう。
まとめ
今まで記してきたように、現在はWi-Fiが使える場所が非常に増えています。家のなかでのWi-Fi使用に加えて、外で出来る限り無料の公衆無線LANを用いることによってトータルの通信料機の節約が出来ますので、是非Wi-Fi＝無線LANを賢く使っていきましょう。
